進化論
ダーウィンより前
リンネによる分類
キリスト教の影響を受けた進化論
ラマルク「獲得形質の遺伝」「用・不要」説
ウォーレス「自然選択」異種間に働く
ダーウィン「自然選択」
→ダーウィンに対抗 ・ラマルキズム「獲得形質の遺伝」
→ラマルキズムに対抗 ・ワイスマン「自然選択で全て説明出来る」
→これは十分ではない メイナード・スミス「環境によって発現する遺伝子が異なる」
「DNAの配列が環境の影響を受けてコピーされ重複する」
「定向進化論」?
ド・フリース「突然変異」
進化とは?
托卵する鳥・・・虫を捕ってやるところでは卵の模様が異なるが、親鳥は排除しない
模様が似通ったところでは虫を捕らない「適応進化」
自然選択による頻度変化
・・・ある性質の差が個体の適応度の差に影響し、それが原因で特定の性質を持つ個体が増加すること
集団選択の理論<<<個体の利益
・血縁関係があるときやメスを争う場合に社会集団を作ることがある
自然選択によらず遺伝子の変化が偶然の要因で変化していくこと
DNAの発現の抑制・調節をする遺伝子に突然変化が起これば一気に変化が起こるかもしれない
現代の進化論
総合進化説
中立説・・・害になる突然変異はすぐに排除されるため、害にも得にもならない遺伝子の変化が遺伝的浮動によって時代を経るほどに生物が変化していく
「現代進化論は、生物の生存や繁殖に有利に働いている性質の進化、つまり「適応進化」を、生物の進化において重要な 役割を果たしていると考える。そして、その適応進化を導くための最も重要な要因として自然選択を考えているのが、現代進化論の基本姿勢であるといえよう。 」P99
おまけ
社会の中での進化説の悪用・誤用
優生学・・・人間淘汰、ex.ナチズム 病気を持つ患者への差別
木村資生「進化遺伝学的世界観」・・・受精卵の選別
今西錦司・・・「種」を生物としての究極的な構成単位、無生物でいうなら元素に相当するとみなす←破綻
「種を構成している個体の中で、どの個体が死に、どの個 体が生き延びても、種が変化をきたさないように、種の個体はこの点ではじめからどれも同じようにつくられている」
「必要もないのに個々の個体が勝手な変化を起こすというの は、種社会の統一を破り、その秩序をみだすことになる。し たがって、そのようなことは健全な種社会においては、なん らかの工夫によって阻止されていなければいけないのであ る」(『動物の社会』思索社)
『人類の周辺』(筑摩書房)
「いまは国家のすみわけ時代である。平和も人権も、国家の 手中に握られている、といえないことはない。......要するに国家がコントロールできないかぎり、人類の一体化も、平和 も、人権もお預けである。ひとびとはもはや宗教のためには 血を流さないかもしれないが、国家のためだったらいまでも 血を流さねばならないのではないか。それはひとびとのアイ デンティティの濃さの問題である。世界人類にたいするアイ デンティティよりも、国家にたいするアイデンティティの方 が、はるかに濃いという現状認識から、遊離してはいけな い」
http://meme.biology.tohoku.ac.jp/INTROEVOL/はじめての進化論.pdf
進化学についてイマイチダーウィンの種の起原以外のことが理解出来ていなかったので、ちょっと整理の為に読んでみました。説明が簡潔すぎて逆に分かりにくかったり、分かりやすすぎたり、作者の感情によって説明の分量が大きく異なったりしていましたが進化論全体像をおおまかに把握するのには役立った、と思います。
遺伝変動のシュミレーションとかついてたけど、使うことはないだろうな